悪徳商法の事例紹介その3
■内職商法の事例
経験談: 平成13年○月 電話勧誘にて在宅で仕事をしませんかと 詳しい資料等送られてくる。その後また電話で、月5万〜10万にはなる。自分の得意な仕事をとれる。仕事は増えていて、ないことはないと。そのためには簿記とワープロの資格をとってもらってる。当社でマンツーマン指導するので大丈夫。ローンは最初だけがんばれば、後は楽々払えるし、貯金もできますよと、すきな時に働ける。等々様々おいしい話しをされ、ちょうど結婚し子供も生まれ、失業保険ももらいおえ、しばらくは働けないと思っていたので、契約してしまう。少しでもローンを軽くしようと思い、頭金395000円を支払い、残り346800円24ヶ月払いにした。その後勉強して、検定を受けるが落ち、もう一度復習しようと練習問題を取り寄せたいと電話したら、一人1部なので、もうないといわれる。万全のサポートで分かるまで指導などといっていたのに。その後いろいろなとこから、同じような電話がくる。たいていは今やってますといって断れた。が平成14年○月今度は、旅行会社の仕事を在宅でできる人を募集しているという電話で、今やっているからと断ってもひかず、30分程度のじかんで出来るので大丈夫と。結局一般旅行主任の資格を売りつけられました。479000円。三年払いで総額616753円のクレジットを組みました。
資格をとれば、旅行会社と契約して、個人代理店として仕事がもらえ、開業支援金として、50万貰えると、もし落ちても5回落ちたら教育給付金として、全額もどってくるので、絶対損はしないので、やってみましょうと。その制度を利用するには国○○化協会というところに登録しなければならないということで登録料15000円も振込みまし
た。今思えばおかしなことばかり、そんな話しあるわけないのですがすっかりだまされてしまった。
でもさすがにおかしいと思い、インターネットで調べてみるとやっぱりでてきて、騙されたとしり、消費生活センターに相談、解約通知をだしました。その後交渉の結果、はじめの簿記とワープロのはベ○○○という東京西新宿の会社ですが、頭金は返してもらってその他の既払い金放棄で約6万ほどでしたが、合意解約となり、旅行主任の資格の会社は電話してきたのは仙台のア○○○○という会社で、そこは5月からの引き落としだったので、口座を空にしてひきおとされないようにしていたので、まだなにも払ってない状態だったのですが、手数料として、5000円で合意解約できました。もう少しがんばればなにも払うことなく解約できたかもしれませんが。国○○化協会の登録料も返金されました。とにかくどちらも業務提携誘引販売でありながらそれを認めず、私がパンフ等捨ててしまっていたこともあって・・・でも解約できてほっとしています。もう一つア○○○○と組んでいる○○ファイナンスはかなり怖かったです。払え払えと言ってきて、ブラックリストにのりますよなど脅されました。とにかく払え、解約したら戻るんだからと・・・戻るわけないです。これからは絶対だまされない、ほんとに苦しかったです。一人でも騙される人が減るように願っています。
断わり方 : ナンバーディスプレイで非通知設定は電話がつながらなくする。見なれない電話番号にはでない。
感想 : 一度相談で解答してもらいました、おかげさまで解約できました。有難うございます。
■感心した巧妙な手口
経験談 : そもそも、SOHOの仕事を探していた私は、SOHO斡旋業者という名目で求人広告が出されていたので、資料請求すると担当者から電話がきて、スキルを身に付ける事ができるとか、仕事が沢山あるとか言われ、そのためには諸経費や人件費がかかる為、その一部を負担してほしい。ただし、5年間だけで後はすべて自分のものになる等言われた。
しかし、契約書を見ると「当販売目的はPC学習であり、業務や職業斡旋が目的ではありません」と書いてあり、人件費等の負担と言っていたのに契約内容の欄に「商品種類/○Cソフト」「商品名/リ○ル○○ポー○」と書いてあった。
*私が感心した巧妙な手口
1.とにかく、考えさせる時間を与えない迅速な対応
2.契約書を書かせる時のテクニックで、ヤマト便で送られてくるがインターネットで見れるヤマト便の配達記録のようなものを使い、リアルタイムで書類が届いたかを調べ、届いたと同時に電話がかかってきて「間違えると手間がかかるので、一緒に記入しましょう」と言い、契約内容を説明するわけでもなく、逆に契約内容に目がいかないように足早に書類を書かせ、極めつけは、「1枚目の控えは、なくされる人が多いので、今すぐに封筒にしまってください。」といわれ、パンフレットなどと一緒に入っている封筒に、控えを入れさせて、契約内容を見せないようにする。
3.とにかく気持ちが悪い程親切。思わず「なんていい人なんだろう」と思ってしまい、契約書を書かせる時の「一緒に記入しましょう」という行為そのものも「親切な人」という印象をあたえてしまい、思わず引っかかってしまいそうになる。
4.パンフレットの一部に、雑誌で取り上げられたという記事も含まれていて、実際に雑誌のコピーが送られてくる。
5.仕事のサンプルとして、(このサンプルは実際に依頼されて作成したデータを使用しています)と書かれている。
そして、データ1件につき20円などと料金表示もしてある。
悪徳業者 : この言葉が使われたらご用心
1.○ョブバンク 2.○OHO○ート○ア 3.○OHO ○OWER 4.レベルチェックでランク分け 5.リ○ル○ス○ート 6.仕事しながらスキルアップ 7.限定人数
8.会員登録とID発行
だいたいこの辺りが共通していると思います。(独断と偏見)
断わり方 : 勧誘の場合 興味がない!必要ない!迷惑だ!とハッキリ言うことが一番だとおもわれまが、「私そんなことできない」という人は、その性格を直す!!!とにかく、自分の身は自分で守ることを考えましょう。
私は本気でSOHOの仕事を探していたので、本当にがっかりです!!もう悔しい!!
私と同じ思いをしている人や同じ思いをしそうな人達を是非救ってあげてください。
■日本旅行業協会に関係あるって?!
経験談 : はじめまして 資格商法で現在消費者センター及び該当会社と交渉中でございます。
内容は昨年○月になるのですが北国にあります (株)○○○○○ という会社から電話がありました。その内容は 在宅でお仕事をして収入を得ませんか?という内容でございました
その頃はそのような電話が多かったものですから半身半疑でお話を聞きました。
内容は 奥さんは幾らくらい月に欲しいですか?と言う話しから始まり旅行には興味はありますか?とか言うお話でしたその日は断ったのですが後日また電話が入りました。
詳しい内容はこうです
「奥さんは一月に幾らくらいあったらいいなって思います?」
「はぁ 5万くらいですか…。」から 始まったのですが
え!10万とか20万とかじゃないですか?旅行などには興味はありますか?
あの 海外に行くときに入国審査の用紙代理店とかに頼みますよね?あれは一枚3000円くらいなんですよ。
そのお仕事は旅行取引主任者の免許を取ればすぐに在宅で始められるんです・…いろいろくどくその事についてあれこれ言われました。
やはり 怪しいので断ろうとするとうちも東京にある 日本旅行業協会 に登録してあってそこに いくらくらいぶんのお仕事下さいと依頼をすれば もらえるんですよ
ちゃんとした 協会ですからと言われたのです。
また 嘘などつくとボクがつかまってしまいますから長い付き合いになりますし 信じて下さいなども言われました。
日本旅行業協会の件は一番重要な事らしく何度も言われました
その他に この免許は有名な芸能人さんとかでも高いお金を出して 通信教育受けにきた とか言われたんです一発合格で20万のお礼金 3年落ちたら全額返金のキャンペーン中だからと急がされました。(そこの部分は契約はしておりません(白紙))
また ご主人には合格まで内緒にできるように契約できますから などなど…。
それで 問題はクーリングオフの件なのですがキャンペーン中だからクーリングオフは絶対しないで下さいと念を押されました。
契約内容は教材の代金です。もちろん ローン契約でございます。
契約書も記入日ではなく 電話日で記入してくれ という事で実際手元に届いた日はすでに3日たっており 実際に商品が届いたのは6日後になりました。
ネットで商品検索致しましたところ 同じ商品が5万円くらいで購入したとありましたのでこれは詐欺ではないかと思い クーリングオフしようとした際はすでに書面の8日目にあたり あわててその販売会社に電話連絡しましたところ通信教育だから…と逃れられてしまいました。でもよく考えれば教材代金の契約です。
受講契約は無効になっております また ローン契約の際に教材代金の支払で聞かれた事だけ答えて 他はないと必ず行って下さいとまで 念を押されました。
しかしまた疑問に思い つい先日電話で確認した時も受かってしまえば収入は入るわけだし何も問題はない そうでしょ?と言われました その時は納得してしまったのですが何度も言われました 日本旅行業協会にやはり怪しいと思い確認したところそのような仕事の斡旋は一切してないとの事またインターネットで検索した際も 後記に明記させて頂きましたが一切かかわってないという事が分かりました。
契約日は○月6日
金額は504、000円 分割総計 621、936円でございます
以上長くなりましたが こちらの相談でほぼ今までの概要がほとんどでございます。自分も疑いながらも 日を伸ばしてしまったのはおちでした。下記はネット検索した。
日本旅行業会の相談のページに乗っておりましたものでございます
※そして、在宅の人にアウトソーシングしているような業者も私は聞いたことがありません。あったとしても、資格は必要ありません。
※6.「合格すれば在宅で仕事ができる」と通信教育の勧誘があるのですが…。
>旅行業務取扱主任者はあくまで、旅行会社に勤務して効力を発揮する資格です。
現実的にも旅行会社が在宅勤務者に業務をアウトソーシングすることはないと思われます。
Q: ある業者の電話勧誘で、その業者が販売する教材を購入し、
旅行業務取扱主任者を取得した場合、全国旅行業協会より旅行の仕事の斡旋を受けることができると聞いたのですが...。
A: 当協会では旅行業務を斡旋したりするなどの行為は一切行っておりません。
近年、旅行主任者資格取得を謳う資格商法が横行しており、被害に巻き込まれたと思われる事例が当協会にも多数報告されております。
ケースはさまざまですが、その一例として、旅行主任者を取得すれば、旅行に関する(在宅の)仕事を斡旋すると勧誘され、(合格祝金付、不合格時返金と謳うケースもあり)その教材費や講習料、登録料などを名目として高額費用を請求する金銭トラブルに巻き込まれたりするものが挙げられます。
その際に当協会または当協会に酷似した団体名を名乗ったりする場合があるようですが、当協会では一切関知しておりません。
旅行主任者の資格取得などを目的とする高額な契約行為などされる場合におきましては、自己責任において、十分にご注意のほどお願いいたします。なお、業者の説明した内容について疑問を感じるようでしたら、各都道府県等の消費者生活センターに相談することをおすすめします。と明記されており 始めて気が付きました。
仕事があると信じておりましたので こんなに時間が過ぎてしまいました
先週頭に内容証明を送付致しました
すぐに(株)○○より電話がはいりまして 合意解約の申出がありました
それと別には、提携信販会社より電話が入りまして 契約は本日付けでキャンセルで解除になりました
という事でした。
先方 合意解約の内容は違約金30%でどうですか?という内容です。
在宅での仕事に関しては 事実確認できなかった という事でした。
しかし他の掲示板にも同じ会社で同じ内容で掲示されているページもございましたので確かに本当なのです。
仕事斡旋に関しての契約書面は頂いてないので そこからって 消費者センターの方もおっしゃってましたが仕事斡旋のほうは一切言ってないと言われ 言った言わないになるのでこちらも困惑しております。合意解約を求めてるかぎり納得いかないので粘るべきだとセンターの方にも言われておりますので
現在まだ 交渉中です。なにぶん時間が経っておりますので…
断わり方 : 美容に関しては 「スタイルいいですから結構です。」
子供の教材に関しては「もう○○持ってます。」
保険は「おばさんが保険の外交やってますので。」
化粧品は「友達が化粧品会社に勤めてますから。」
と 他で使っている事でそちらは断れないと言う。
具体的に会社名を用意しておくのがいい。
■継続被害から逃れた人から
こんばんは、以前電話相談でお世話になったものです。
無事に解約できましたので、報告しなければと思っていたのですが遅くなり申し訳ありませんでした。
先生のホームページからアンケートを送ろうとしたら、プロバイダーの関係か遅れなかったので、その内容をメールにて送らせていただきます。以下が内容です。
思い起こせば、友達の紹介でってことで喫茶店へ呼び出されて、英語の教材を勧められました。断りましたが。横浜駅のダイヤモンド地下街を一人で歩いているとき、呼び止められてシ化粧品を買わされました。主婦となってから、行政書士の資格商法の契約をしました。(このときは行政書士の仕事さえ知らないばか者でした。ごめんなさい。)それから、近年では、ホームページ作成・トレース・SOHOの内職商法、一番契約をしてしまったのが、×八のお布団屋さんです。計4件の契約です。
おひとつおまけに×八の救済という×八をかたるお布団屋さんとの契約でした。ホームページの内職商法で、1年間の保証期間が過ぎたら、自分のホームページを作ってSOHOとして登録するといわれてネットのSOHOのページを次々と調べていたら偶然悪徳商法についての掲示板「マニアックスの悪徳会議室」にたどり着いて騙されていたことにやっと気がついたという大まぬけでした。そのときに見つけたのがこのホ^ムページでした。そしてここでいろいろと読ませていただいた時に、はじめてお布団は使ってしまっても、返品できるものだと知りました。大まぬけの私はすぐに無料電話相談で助言をもらい、消費者センターにきました。5月に3件の内職商法のものを契約解除し、6月に3件のお布団のキャンセルを無事することができました。一重に、吉田行政書士さんのアドバイスのおかげです。心より感謝しております。
私も少しでも悪徳商法に引っかかって困っている人のために、法律は詳しくはないですが契約解除のために応援してるよというメッセージを悪徳会議室でレスしています。
今後のために、会議室で情報を集めて守備力を高めているところです。
お布団屋さんについては、「あなたとは、契約しなかった事にしてくれ」といわれました。×八とは交渉のときの条件として、カモリストの削除を申し伝えました。結局2年使用したおふとんを返して、全額(4件のうちの2件)取り戻したことになります。
本当に本当にホームページを開設してくださったことが一番うれしいことです。気がついたとき、心細かったし、不安でしたよ。個人が会社に交渉をするということだけでも「できるのだろうか」って。
知らないって本当に恐ろしいことなんだなって思いました。うちの場合、私だけでなく主人も、母もクーリングオフ期間が過ぎたら払うしかない、布団は使ったら返せないなんていう認識でしたから。吉田先生、これからも時々寄らせていただきますのでよろしくお願いします。会議室で紹介もしますよ。東日本はお願いします。
何回お礼をいっても足りないくらい感謝しています。これからのご活躍を期待しています。
ありがとうございました。
■先物取引被害について
経験談 : 最初に向こうから会社に電話が掛かって来て、その時の電話でのやりとりの内容は、
1、私の仕事の内容はなにか?
2、会社の終業時刻はいつか?
3、そちら(私の会社の近く)に営業に行った時に会ってもらえるか?(私は、「別にいいですよ」と答えてしまいました」
そしてほぼ一週間後に再度電話が会社に掛かってきて、
「先日電話した者ですが今日、終業した後に会えませんか?
こちらは先物取引の紹介に伺います。契約される場合は50万、100万と言う金額になりますので、OOさんも現状をお考えになって、商品を良いと感じて頂きましたら契約してください」と言われ、まぁ、会って話を聞くだけでもいいか・・・と思い待ち合わせ場所まで行きました
待ち合わせ場所のすぐ近くの居酒屋に入り、向こうの話が始まりました。
大ざっぱですがこんな感じです
「今年は菌汚染やエルニーニョの影響もあって、シカゴ商品取引所の大豆が大幅に安いです!(と言われ新聞などを見せられ)OOさんもこの期に大豆を買って短い期間で利益をあげてみませんか?」
そう言われた私は、「確かに魅力的だが、今の私には運用するだけの資産がありませんので、お断りします」と言いました。そうすると向こうは
「何?最初から契約するつもりも無しに我々に話をさせに来させたのか?冗談じゃない。事前に電話した時には商品の内容が良かったら契約すると言ったじゃないか。こちらに会うと言うことは資金の準備も当然してあるという事だからこうやって説明に来ているんだ。契約する気も無しに会うなんて返事をするな。こちらも仕事で来てるんだ。手ぶらで帰る訳にいかない契約しないのであれば我々の会社の損失を埋めてもらうぞ。裁判になれば弁護士に相談するだけで20万はかかるぞ。」等と脅かされ、まぁ、増えて帰ってくれば文句もないか・・・と思い、言われるがまま100万円の契約書に署名、捺印してしまいました。
幸い、次の日すぐにこちらの吉田行政書士事務所や農林水産省に相談依頼して、クーリングオフの手続きをしたので、なんとか事なきを得たと思いますが・・・(この文章を書いてるのは内容証明郵便を出したその日に書いているので、向こうの業者が大人しく引き下がってくれればいいんですが・・・)
とにかく、その場の雰囲気に負けてサインしてしまった私が馬鹿でした。
われわれ行政書士は日々街の法律家として、予防法務にたずさわっております。お困りなことがありましたら、ぜひ行政書士に御相談ください。当事務所でも、オンラインで業務受任、クーリングオフ等の法務相談を行っております。お気軽にどうぞ。
無料メール相談フォームへ