クーリングオフTOP悪徳商法事例紹介>悪徳商法の事例紹介その2
悪徳商法の事例紹介その2

悪徳商法の事例紹介その2

よくわかるクーリングオフ無料相談

■旅行業務取扱主任者がらみ

私が直接被害に遭った訳ではないのですが、訪問者からの資格商法(在宅商法)の相談が近頃相次ぐようになり、考えさせられています。本来の主旨とは違うということもありまして・・・

相談の内容はほぼ全部一緒です。

・在宅で仕事をしませんか? そのためには資格が必要です。

・価格は46万円

・合格後には○×センターから助成金が出る 不合格ならお金を返す

・試験は簡単、誰でも受かる

・ターゲットは主婦層

こういった相談に対し、貴サイト(旅行業務主任者商法)などを参考にさせていただいているのですが、中には私のHPの掲示板で騙されているとは知らずに「在宅で仕事をするために、猛勉強しています」などという書き込みもあり、心を痛めます。(こういう方を説得するのには、ちょっと骨が折れました)

今後も同様の相談があれば、参考にさせていただきたく思っています。

悪徳業者 : すべて旅行業務取扱主任者を扱っている業者です。

断わり方 : ・その資格はもう持っています

・相手にしない 話の途中でも切る

・番号非通知の電話は受けない

■内職商法の事例

内職商法の説明○月×日の地元新聞の折り込みチラシに”在宅ワークの募集”の記事があり、前々からパソコンを使って自宅で仕事がしたいと思ったいたので、仕事内容や採用内容を聞こうと、こちらから電話を入れました。

仕事の内容はパソコンを使った簡単なデータ入力や、ホームページを作成するお仕事で限定50人でした。

今は専業主婦ですが前は事務系の仕事をしていたので、データ入力等には自信があり、今現在、自分自身でもHPを作って運営しているので、「即戦力になる自信がある」と電話で交渉しました。

しかしよくよく話を聞いてみると

「○○○は教材販売の会社でそのように登記しているので、他の業種(仕事の斡旋)での契約を交わすことが出来ないので、仕事を斡旋するのは別の会社(<×××>)ということになります。

しかし○○○は仕事をする上で必要な能力をつけてもらうための教材を提供し、仕事をする上で分からないことは責任を持ってご指導します」と説明されました。

仕事を斡旋してもらうにはある程度の能力が必要だから能力検査のため、×××で審査する試験を受けてもらいそれに合格しないと仕事はまわせないとのことでした。

仕事を斡旋するにあたって全くの素人に依頼するわけにはいかないので、それなりの能力を身につけてもらうためのシステムだとも言っていました。

教材は全部で48万8千円で毎月1万3,700円の分割にすることもできるといわれ、私の場合、「経験者でもあるのですぐに資格が取れ、最低でも2万円以上の仕事ができると思うので毎月の支払いがマイナスになることない」とも言われました。

しかし提供される教材の中にはwindows仕様のCD-ROMがあり、我が家のパソコン(Macintosh)では使えないという話になりました。

すると担当の人が「40万も50万もするソフトなんてどう考えても高いですよね。これは仕事を斡旋する登録料と仕事をサポートするサポート代だと思ってください。」

という説明をされその時なぜかその説明に妙に納得してしまい、契約することにしてしまいました。

後日、契約書類が送られてきて、その中には信販会社の申込書とパソコン教材ソフト一式の売買契約書、×××の入会申込書が入っていました。

×××の会費は毎月3千円で、それに入会しないと試験が受けられないとのことでした。

その会費の中にはもしも毎月の仕事量が多くなってしまって、扶養家族としての限度を超えるくらい稼いだとしても、確定申告することなく税金をまとめて払ってくれるサービスも含まれているので、収入額の心配をすることなく好きなだけ仕事が出来ますという説明も受けました。

契約書類にサインして○月××日に宅配便で書類を○○○へ送り正式に契約しました。

実際に教材が届いたのはそれから10日以上過ぎた1月30日でした。

送られてきた教材は教本に関しては斡旋される仕事に関する“ホームページ作成“のものではなく、「パソコン利用技術認定」の資格を取るための参考書、問題集が8冊と、windows仕様のCD-ROMが26枚でした。CDの中身は"windowsの使い方”とか”秘書検定”とかでした。

(詳しくはうちのパソコンでは見れないので分かりません)

その日のうちに認定試験には合格しましたが、×××事務局が能力判定をするための課題試験を提出するまでに1ヵ月以上かかり、肝心の課題試験の合否の結果連絡も約束の日が来ても全然届かず、こちらから○○○へ問い合わせをしても『他の会員様からも同じ様な質問メールを頂いております。合否の審査が遅れているみたいです。もうしばらく、待ってみて下さい』という回答だけで、時間ばかりが過ぎていく状態でした。

締め切り日を5日も過ぎて×××事務局の方から私の送った提出課題が届いていないという連絡が入りました。

○○○の方からは「審査が遅れている」との回答だったのに納得の行かない説明でした。そもそも仕事を斡旋してもらう際の注意事項として「社会人として責任を持ち期限を守って仕事をすること」とあるのに審査が遅れたことも結果連絡が遅くなったことも何1つ触れていないことに関してとても不信に思いました。

サポート体制にしてもその都度きちんと○○○の方からメールで回答は頂いておりましたが、

試験問題の答え合わせといった感じのサポートで、HPのデザイン、デッサン、レイアウトといった具体的なことは何もサポートはありませんでした。

それに加え、最初はパソコンの機種は関係なくサポートするとのことでしたが、Winを使って見た時とMacを使って見た時のレイアウトの違いについて「タグ(答え)が正しいので」という回答しか得られませんでした。その時「レイアウトが崩れているのに今後Macを使って仕事をして行くことができるのだろうか??」という疑問が湧いてきました。

もしかして自分は騙されているのではないかとだんだん不安になってきて、行動が遅かったのですがインターネットを使って、『○○○』・『×××』という名前を検索してみると、”悪徳商法マニアックス”というサイトに該当項目があり、そこで私以外の人もこれらの会社に疑問を持っていることが分かりました。

そのサイトの掲示板で相談先として”吉田行政事務所”さんのホームページを知り、24時間相談に乗ってくれるとのことだったので、急いで電話で相談しました。

■内職商法もろもろの相談事例

初めまして、突然ですが、インターネットのホームページで拝見させていただき、できましたら私の相談に乗っていただけないかとメールを送ります。

事の始まりは、2年程前になります。東京のABCという会社から、パソコンの勉強を通信でやりませんかと職場に電話がかかりました。

その頃、パソコンは始めたいけれど取りかかりが全く掴めなかった私は、パソコン付き教材とインターネット1年間無料、検定試験に対応出来るよう5年間の指導を保証する、東京都知事認定であるというその話を受ける事にしました。

契約後パソコンや教材が送られてきました。

自分で、取り付けやインターネットの設定などやりましたが、わからない所はフリーダイヤルで問い合わせると、何時間もかけて教えてくれていました。

ある程度パソコンに慣れてくると、残業が多い仕事柄、受付時間内に電話する事も難しくなり、自分が一番やりたかったインターネットなど、雑誌や専門誌などで事足りるようになり、音信が途絶えた状態になっていました。そして、去年の暮れだったか、今年に入ってからか、職場に「あなたは、お勉強が終わられていませんね、最初の段階が終了していない方を対象に講習を受けていただかなければなりません。それを受講するのにお金がかかります。直接会場受講にしますか?」と電話がかかってきました。

私が「今職場だし、そういう追加料金の事も聞いていないので、即答出来ない、そちらの連絡先を教えてくれたらこちらから電話する。」と答えると「切り替えされていない受講生に、こちらの連絡先を教えるシステムはない」というので「連絡先を教えてくれないと返事が出来ない」という私との堂々巡りの押し問答になり、相手が逆ギレして切ってしまいました。

この電話をきっかけに月に2度ほど数回にわたり人を変え、同じような内容と返答の電話がありましたが、私は、もういっさい関わりたくないので登録抹消してもらってもよいと答えるようになりました。

最初の電話の時、教えられていたABCの電話にどういう事か問い合わせましたが、全て使われておりません。との事でした。

そして、4月末頃から新たな内容の電話がかかり、「教育訓練給付の制度ができたので、あなたはハローワークから給付の資格があることをご存じですか?うちは官報にも掲載され認定されている通信教育の学校です。システムアドミニストレータの国家試験に挑戦しませんか。今、いろいろ勧誘の電話があったりしてお困りではありませんか?そういうのにも対応いたします。」との事で、

職場から何らかの国家資格等の取得を推奨すると言われたばかりだったので、そこが本当に登録されているかハローワークに問い合わせ、インターネット上でも調べて、受講契約をし、教材が送られてきました。その後、お勉強しませんか?の電話には「最近始めたので勉強があるので必要ありません。」というと、簡単にあきらめてくれました。

その後、EFGと言うところから電話があり、「悪質勧誘の電話を弁護士など使い排除する団体です。あなたの名前や住所はあらゆる教育学校の流出しています。仕事場に掛かってくる電話でお困りではありませんか?資料を送ります。住所等これで間違いありませんね。私たちは、あなたが安心して仕事が出来るように協力できたらと考えております。少しのお金は掛かりますがお考え下さい。」私は、資料はみてもいいなと「はい住所はそうです。解りました。」と答えました。

送られてきた資料には、{○イ○プログラムに登録が完了しました。}という文書と金額の振り込み先を書いた文書も含まれていました。すぐにクーリングオフの手続きの書面を出して事なきを終えました。

そして、最近ですが、事の始まりである会社関連の{ABCビジネス}というところから電話がありました。

「私たちは、お宅様が契約されていたABCのサポートをしていましたが、あの会社が経営不振で営業不能になり、やめていった社員が名簿を流失させてしまいました。

犯人は解っていませんが、お困りの方があまりにも多く当初の5年間サポートの契約の事もありますし、何かありましたら無料で相談に乗ります。

まずはみなさまから寄せられた悪質な所の名称を教えますのでご注意下さい。」と電話の手口や対処法、沢山の会社の名称と連絡先のABCビジネスの担当者名フリーダイヤルの番号を教えてくれました。

沢山の会社の名称の中には、私が勉強を始めたばかりの名前も含まれていて愕然としてしまいました。

長くなりましたが、ここからが本題です。このABCビジネスからの電話後、また「勉強が終わられていませんね?」と電話がありました。相手の会社名と名前を確認したところで、連絡先を教えて下さい。の私の問いにそういうシステムは無いから教えられないといつもの問答が始まり、では私は関わりたくないし、仕事中なので電話を切っていいかと言うと、切ったらそれで関わり合いになると脅してきました。

その電話を「私からは切りませんからお好きにどうぞ。」と保留にし、ABCビジネスの担当者に別の電話で相談したら、「切っても大丈夫だとは思うけれどあとの嫌がらせが発生するかもしれませんね。あとでまたお電話下さい。今後の相談をしましょう。」 といわれ保留にしていた電話を切りました。

私は、仕事が終わってから改めて電話をしました。

まず、自分の会社がどういう状況であるかと、私の契約がこうでしたよねという向こうから言う形での確認 、悪質電話が掛かったら、今かけているこの電話ににかけ直すよう言いなさいと指示を受けました。あとはこちらで対応しますからと。

「ただ、高額のお支払いを頂いた上にみなさんにご迷惑をかけていますので、お勉強の方も指導致します。もちろん無料です。本来5年かけてある程度の勉強をした後に50万程で出している教材を2年間で無料でお教えします。でも毎日二時間ほどみっちりやらないと出来ません。どういう内容か試しに問題を読んででみましょう。」とやたら難しい問題を読み始めました。

「それをします。といって途中でやれなくなったらどうするのですか?」と私。

「それは、勘弁してほしい。50万近くするのを提供するのですから。なぜこれをお勧めするかというと悪質電話の内容から、あなた方が勉強を終わらせてしまう事が一つの手段だと思うからです。ただ、本気で取り組んで頂かないととても難しい内容です。」

「仕事が忙しいので、とても無理のように思います。あとはどうすればいいのですか?」

「そういう方が多いのであとは、勉強が終わっていないあなたは名簿流出時も今も受講生という形で残っています。これを抹消してしまえば今以上に広がるのを押さえられると思います。只、抹消してしまうと先ほど言った電話をこちらに回していただいて対処するというのが、どなたのことなのか解らなくなるってしまいますねぇ。そういう方のためには受講生から会員になった方対象の研究会システムというのがあります。

これは月々一万円の会費でパソコンに関するあらゆる情報提供、ソフトのバージョンアップや周辺機器を提供しましょうというものです。プリンタを買い換えたいとかいう時も無償で送ります。常識の範囲でお願いしています。で、あなたの場合は月々の会費はいりません。ここに移行されると勉強された会員さまという扱いで電話の対処もできます。」

「それなら良さそうですね。」

「只、こちらに移行されると無償でいろいろな機器等受け取る資格がありますが、あなたのような方が全国に2500人ほどいらっしゃりほとんどの方に連絡しています。

その方たちに対応していくのに会社としてもいくらかの手数料が頂きたい。これからパソコンの周辺機器など何回でも請求していただいたら送りますのでそこで調節してもらうと損では無いと思いますよ。受講生登録は抹消されますか?」

「ではお願いします。」と私。

「解りました。本日で登録抹消します。改めて住所氏名の確認をします。」と私の情報を言い始め、年収、家族構成など聞かれました。クレジットに書く内容だなと思いながら答えていましたが、口座番号を聞かれた所で、今教える必要があるのですかとの問いで、書類を送りますと言うことになりましたそのときに 「研究会システムの詳しい内容も同封します。ただ、こういう内容だとクレジットの審査に通らないので、○クセス○××マ○ジメントという教材を購入された事にしておきます。では、登録変更の係りと変わります。」

後は、本日で登録書き換えの手続きをしました。というものでした。このやりとりが6/14(木)、速達で昨日6/16に書類が届きました。

○クセス○××マ○ジメントという教材の内容とローン記入の注意事項とローンの用紙、商品申込書(商品名と構成の内容記載があり住所氏名等、書き込むだけにしたもの)あと、システムのご案内という資料。20日まで返信をとの記載でした。

さて、相談したい事というのは、とにかく悪質電話を止めたい。しっかりした対応をしたい。これ以上被害を拡大したくない。ということなのですが、まずは、このABCビジネスをどうしようかと言うことです。

1、送られた資料を見る限り、研究システムに関する契約書のようなものが無い。

  (書類が教材購入だけの形になっている。)

2、契約抹消で構わないが、その場合の相談窓口はどうすればよいか?

3、送られた資料はそのまま送り返して済むものなのか。

(まだ、当方では何も記載していない。)

4、断りを入れることで、新たな支障事項が発生した場合どうすればよいか?

などです。お忙しい事とは存じますがアドバイス等いただけたら幸いです。

われわれ行政書士は日々街の法律家として、予防法務にたずさわっております。お困りなことがありましたら、ぜひ行政書士に御相談ください。当事務所でも、オンラインで業務受任、クーリングオフ等の法務相談を行っております。お気軽にどうぞ。

無料メール相談フォームへ

クーリングオフ無料相談

 

 

著作物のご紹介
悪徳商法撃退77の秘密
あおば出版「悪徳商法撃退77の秘密」
行政書士 吉田安之 監修