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悪質リフォームの訪問販売

悪質リフォームの訪問販売、床下換気扇、調湿剤

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■悪質リフォームの背景

2005年非常に衝撃的な事件がありました。それは埼玉県富士見市に住む高齢の姉妹が、約五千万円もの自宅のリフォーム工事を悪質な訪問販売業者から次々に繰り返され、自宅が競売にかけられていたというものです。認知症(痴呆症)の姉妹に、十六もの業者が群がった格好で、専門家は大半が不必要な工事か、架空の請求だったというように述べています。

■このケースの主な不当契約

1)屋根裏には通常2個ほどでよい換気扇が30個もぶら下がっている。しかも換気口などなくコンセントすらない

2)1個5000円ほどの換気扇を18万円で売りつけられている

3)床下には2,3センチもまけば十分な調湿剤を数十センチもうずたかくまいている

4)必要のない庭にまで調湿剤をばらまいている

5)姉妹宅の15坪程度の建物規模なら、耐震補強は1件1万円以下の補強器具を20ほど取り付ければ済むが、1件平均4−5万円で150件もの契約をさせられていた

6)その中には市場価格に比較して20倍もの高額で契約させられたものもあり工事もやってないものもあった

7)床下には適正価格の3倍にあたる換気扇が20基も設置されていた。調湿剤も適正価格の10倍にあたる1件2−3万円で、300−400件の契約があった。

不必要な工事を次々にさせる悪質さ、費用の高額さ、認知症でもかまわずターゲットにする非道さ、融資を繰り返す金融業者の体質、名簿が回り次々と新手の容赦が押し寄せるなど悪徳商法といわれる中でも「弱者」をターゲットにした非常に許しがたい性質のものだと思っております。

ただこれは氷山の一角であってこのような被害が現実に多数存在することは事実です。

それこそ、このような精神的苦痛は高齢者の心身ともに衰退させるものであり完全な損害賠償ものだともいえますし間接的に死を近らしめるものでもあると思っております。

■悪質リフォームの問題点

1)高齢者という判断能力が落ちてきている方に不必要な契約を行なう。(暴力などもあるという)

2)資金的な力が無いにもかかわらず次々とクレジット、サラ金などで融資を行なわせて高額契約をさせる。

3)高齢者が真にどのような内容で金額で契約をしたのかを理解し得ないで契約をしている。

4)一度契約をすると、次から次へと同社、他社の餌食にされうる。

5)セールストーク面などでも重要事項にかんして偽りがあったり問題点が多い。

6)高齢者が騙されたと気づくまで時間がかかることが多く被害が顕在化しにくい。(氷山の一角)

7)リフォーム工事といっても建設業などの規制がある500万未満の工事が殆どで未許可の業者が多くその施工能力も問題点が多い。

8)行政処分などの件数も正直少なく、実際には無いも同然。これでは悪徳業者はやり得である。正直処分が下される事はないだろうとなめている。

9)地元の近隣関係の疎遠化がこういった被害をさらに見つけにくくしている。

10)家族の核家族化で一人暮らしなどの高齢者が増えている事も要因の一つだろう。

11)多額の融資にも関わらず審査を通してしまう金融会社の融資体質にも問題がある。

12)顧客名簿の貸し出し、持ち逃げ、退職社員の不正コピーなど個人情報保護などまったくもってない

13)販売員の歩合が大きい為つい強引不当な勧誘になりがち。

■悪質リフォーム手口紹介

1.契約の経緯:
下水道点検→パイプクリーニング→床下工事契約(時系列に沿って説明)
○月9日

・「自宅で下水道の点検を無料でさせてください」とのA社の訪問あり。
・点検実施後、水道管が詰まっているとの報告受け、母へパイプクリーニングを金額提示(28,000円)の上薦められた。
・価格交渉で20,000円(領収書上は2,3000円)で実施(○/11)を了解した。
この時、パイプクリーニングの正式契約なし(実施および価格は口約束)。
○月11日・パイプクリーニングを実施(契約書なし)。パイプクリーニング中、トイレのパイプ が詰まっている為、清掃担当者が床下に入る。
・担当者床下に入り、携帯電話のビデオ機能で床下を映し、形相を変えて清掃担当者より下記報告を受ける。
@カビで湿気がひどい。
Aシロアリの後があり柱がふかふか。
B柱の基礎コンクリートが崩れている。
C風呂の水が漏れている。
Dトイレの配水管がたるんでいる。
→「ほっとけば震度5程度で家が倒れる。風呂場が突然すとんと落ちる。」
「対応として、湿気対策(調湿材,床下換気扇)、柱の補強、防水工事、シロアリ対策工事をしましょう」とすすめられ120万円の提示を受ける。家の状況に動揺している為 そのすすめに乗り、契約を交わす。その日のうち調湿材を巻き、材料一式を床下において業者は帰る。(工事は○/17としている)○/11の現状は調湿材を巻いただけ。
○月11日・その後、会社帰宅後の息子(私)が契約書を確認、悪徳業者ではないかと疑問を持つ。
○月12日・息子がネットで事例を調査。典型的な点検商法であることを確認。業者も調査したところ以前、○県で「△△△」というリフォーム会社名(現在:Aに社名変更)で○年○月○日特定商法取引違反、脅迫容疑で捜索されていることが判明。また、Aでサーチエンジン検索しても悪徳商法であると投稿ページで書かれている。
・昼頃、母が金銭面での都合という理由でクリーングオフの旨を会社留守電入れる
・夜9:00工事担当の上司が留守電を聞いて電話をかけてきて、本件了解と話した。
調湿材は、回収しないのでそちらで使ってくださいとのこと。
但し、床に置いてある材料の回収日時その上司と確認はしていない。
2.契約内容:契約書上明記なし。商品名で記載
但し契約類書類が契約書と注文請書2部構成になってる
母に確認したが内容不明
<契約書(概要)>
契約○/11 施工○/11,○/17
強化プラ束 221,760
床下調湿材 677,250
床下換気扇 289,800
オートタイマー 21,000
値引き 9,810
-----------------------------
計 1,200,000
<注文請書(概要)>
発注○/11、施工○/17
防虫網 16,200
旧廃水処理 20,000
-----------------------------
計 36,200
3.商品の受取の有無:・柱補強材料(強化プラ束)は一部18本/24本中受け取り床下にあり
・調湿材は床に既に撒かれている
・その他工事材料(換気扇,換気扇用オートタイマー等)は床下 に放置(工事は○/17施工予定)
4.被害者の年齢:60代後半
予定ならば○/17工事だがどのようにA社が行動するか心配である。

○月の上旬に株式会社E社という会社の訪問がありました。
内容は住宅に関する外壁の訪問販売でした。
今までも何度かそのような訪問販売はあったのですが、断っていました。
ただ、私の家は築30年以上経過している住宅で、2年前にリフォームして購入したのですが、どうしても冬になると寒いということもあり、どう対策しようか悩んでいました。
そんなときに訪問があり、内容を聞くと「住宅の壁を厚くすることで耐震性も向上し、断熱効果がある。会社ができたばかりなので宣伝効果の大きいこの住宅でリフォームさせてほしい。」といわれました。
私の住宅は役所の隣なので、宣伝効果としては大きいその分金額は安く抑えることができるといわれました。

通常、250万円のところ180万円で工事するとのことでした。
家は35坪弱の平屋で、外壁全て鋼板サイジングで行うということでしたので、そのくらいはかかるのかなと思い、また今契約するればこの値段だが、明日になると他の契約場所の取り分もあるのでこの値段にならないかもしれないといわれ、契約書にサインしてしまいました(○月12日)。
工事が2、3日後からスタートして10日ほど経過した頃です、瓦が浮いていて放置しておくと雨漏りが発生すると聞き、いろいろ説明を受けて納得しそのとき他の業者の説明も受ければよかったのですが、壁の工事をやる前に屋根の工事を済ませないといけないという押し迫った状況の説明を受け、契約せざる得なくなりました。

金額は170万で屋根全体ではなく、半分程度の面積でしょうか(屋根がいくつか分かれている)。
E社という会社のことが今一歩はっきりせず、インターネットで調べても会社名は出てこないこともあり、会社の概要も教えてもらえないまま1週間が経過したとき、壁を工事している担当者と話をして、契約時に「E社では請負会社に作業はやらせません。社員でやらせます。」と言ったにもかかわらず、工事担当者がE社の社員でないことを聞きました。
その真意を営業担当者に聞いたところ、△月から一貫した体制になるので、今はまだ正式社員じゃないんですよといわれました。
今更のことですが、いろいろ調べていくうちに訪問販売の巧みな話の導き方が悪徳業者のやり方に非常に似ており後悔しました。
そこで 家を購入したリフォーム会社に確認したところ、屋根全部修理すると150万程度といわれまたそこで不信感が大きくなりました。
費用が市場価格からしてもバカ高いのですから。
もう、クーリングオフ期間も超え、壁の工事も7割程度終わっており、屋根の工事も□/10から始まりもう仕方ないと思い、その代わり工事をしっかり完了してもらうために、会社の概要、改修計画書、工程表、保証、メンテナンスに関する事項、また今回無償で内装の工事を行うことになっているのですが、全て書面記載してもらうようにお願いしました(○/16に持ってくることになっている)。
ただ、屋根の工事をするのに足場の工事代を見積もられているにもかかわらず、足場は作らず、脚立で行うなどいまいち納得しがたい理由もあり、さらに不信感が募っています。
工事費用の支払いはクレジットで□月から引き落としされます。
そのころには工事が完了しているとのことですが。業者の不信感も募ります。

業者が家に来て、無料で床下点検してくれると入り、このままでは家が傾くので今すぐ工事が必要と、床下換気扇をつけられ8時過ぎても帰ってくれず疲れたのと怖いので契約してしまった。
その後もまだ足りないと追加契約させられた。
1回目○月18日に調査、施行○月20日PM4時30から18時、 ○月21日15時30から17時30。
2回目○月20日、施行○月22日15時30から18時

・○/20午前9:00ごろ床下換気扇のタイマーの点検をさせて下さいと1人で営業が来た。

・案内しようとするともう一人の工事担当と言うものが現れた。

・タイマーのところに案内すると「正午にならないと自動運転にならないから手動で操作する」と言い手動で操作。ランプ点灯しないので壊れているといわれた。

・壊れているので換気扇を交換するとのことだった。

・依頼があって回っているということだったので、元からあった換気扇の販売店の依頼ですかと尋ねると、メーカーからの依頼だと言った。

・除湿もしないといけないと言って除湿剤も散布した。

・すべて終わったあと契約書を見せ、総額480000円であったので分割にと言うと利息がつくとか、今なら消費税サービスするとか言われた。結局午前10時ごろ終了だったので正午頃にもう一度来ると言うことでそのときに全額支払ってしまった。

・営業役はKと名乗ったが名刺無し、工事役も名刺無しだがTと名乗り携帯電話の番号を残していった。

・業者名(販売会社)
・住所
有限会社 S
東京都中央区

・被害の時期(契約日)概要(契約内容
1)平成○年○月17日 パイプ洗浄+着かした保全工事
カビ取り作業
廃材上げ
基礎部開口
取り付け工賃
調湿材

2)平成○年○月22日 床下保全工事
床下補強工事一式

・被害金額(ローン総額)
1)9△2,680 
2)3△3,470

・関連資料の有無
契約書
保証書

・不動産やさんに相談したところ、料金が高すぎる。
家は何もしなくてもよい状態で渡したのだからそれは騙されている
といってました。
他に違う業者(下に書きます)がきましたがカビがあるといってた

・業者名(販売会社)
・住所
有限会社SE

千葉県鎌ヶ谷市

・被害の時期(契約日)
平成△年○月1日

・概要(契約内容
床下工事
床下強制換気システム
〃 
オートタイマー
床下調湿材ゼオスペシャル
畳一式(6畳)
工事代

・被害金額(ローン総額と既払い金)
5△9,500円

・関連資料の有無
契約書
保証書
パンフレット

同じことは2回もやる必要がないと不動産にもいわれました。
家を購入する前に床下は水回りで1度している為
床下工事の割に高すぎる。
支払いはしてませんが、 工事をした後なので、払うのはしかたがなのかと思っていますが、
やる必要のないものを、病気になるなどいわれたから本来なら支払いたく ないです。

床下については、不動産の話からして「やる必要のない工事」だと聞きました。
そして、その後に料金が普通の工事より高すぎるという事を聞きました。
床下の工事をするにあたって、「病気になる」など言われましたが、「引越してから 病気になったり、症状がひどくなってもないのに工事が必要だったとは思わない」 と不動産に言われました。
確かに、そのような症状はなかったし、業者の人が体に悪影響を与えるような言葉 (「病気になる・この場所で寝ない(過ごさない)方がよい・子供に悪い」など)、 本人もカビなど吸うとセキが出るといい、セキをしていたりと、このまま住んでいる と あぶないような事を言っていたので、不動産に言われていた「なにもしなくても大丈
夫」 という言葉が違っていたと思ってしまいました。
「基礎がずれてはいない」等の証明もできると言っていたので、必要のない工事をした と思いました。
工事をした後でチラシみたり、TVでファンの料金をみたりしましたが、工事が妥当 な料金ではなった、ぼられていた?と思いはじめました。
そして、「材料費だけで値段は高くない」と工事の人に言われてましたので、そうだと思ってました。

家は中古ですが、引越しをしてすぐに業者がきました。

再度違う業者が来ましたが、「畳は湿気を帯びていたし、へこんだりもしていまし た」

一度不動産に相談して床下を見てもらおうと思います。
それから、再度床下の件は連絡したいと思います。

有限会社 S

○年○月「まずは無料点検にきました」から始まりました。
私たちは引っ越したば かりで家のことは何も知りませんでした。引っ越したばかりでどうしてだろうと思い ました。
業者は「だいぶ汚れているので掃除したほうがよい、今は近所をやっているのでいつもより安い料金でできる」と言ってきました。
水道やさんの方がくわしい のだから本当だろうと思い、お願いしました。
掃除は2時間もしないで終わったと思 います。
業者は「後で、水回りの点検に来る、管をキレイにしたのでもしかしたら床下で水がもれているかもしれないので調べる」と言った。
夜に○○と名乗る男性が点 検にきた。
「管は大丈夫だけど、床下はカビだらけだ、材木もあるしこれはヒドイ。
基礎がずれている」と言ってきた。
デジタルカメラで何箇所か撮影したものを見せて きた。
私たちはそれでどうすればいいのかがわからず○○に聞いた。
○○は「カビと りをする、廃材をあげる、調湿材をいれる、機械をいれて空気の流れをつくる基礎 は地震が起きたときに危ないが今はカビを優先したほうがよい」と言ってきた。
費用 は70万を超えた。
不動産はなにもしなくてもよいと言っていたのにこれはどうゆう ことだろうと思った。
家をかったばかりでそんなお金はないので告げると、「材料費 だけでいい、今だったら自分が受け持つから値段を材料費だけでできる」といって勧 めてきた。
「子供のことを考えたらしたほうが絶対いい。病気になるよ。ここで寝てるんでしょ。ローンを組んで1万ぐらいだったらなんとなる?」と言ってきた。
自分 達より子供のことが心配で私たちはローンを組む事にした。
○○は1年したらはまた点 検にくると言っていた。
同年7月
○○から電話があった。私は点検には早すぎると思った。
○○は「基礎がきになるか ら見せて欲しい。いつならよいか」尋ねてきた。
数日後○○は床下をみに来た。
「地 震で基礎がずれているのが広がっている」といった。
私は「もうローンは出きない」 と断ると「家がだめになる。月々3000円なら大丈夫でしょう」といってきた。
確 かにせっかく買った家が潰れるのは困る、3000円だったらなんとかなるかと思い工事をお願いした。
補強の金具をつけてもらう事になった。
その後不動産に連絡したところ、「そんな工事はしなくても大丈夫だ、なにもしない状態でも住めるようにして渡した、その値段は高すぎる、うちでリホームしたときは 30万でできたしょう、もうその業者がきてもあげてはダメだ」といわれた。
近所の 人にきいても誰も枡の掃除は頼まない、詰まったときにやるものだと聞いた。
私は 騙されたのだと思った。床下の工事をして1年が経ち、あれから点検にきていない。
畳も湿気を含んでいた。床もぎしぎし言っている。
今年の2月に違う業者がきた。業者は床下はカビが生えている。金具の設置も少なす ぎると言っていた。
ネットでもそのような業者がいるので注意したほうがよいと書かれていた。

有限会社SE
○年1月 SEという業者から「枡の無料点検はどうか」と訪問があっ た。
1年前にやったばかりだからと断ると「無料だから見るだけでもお願いします」
と言ってきた。
点検だけならよいかと思い見せる事にした。
業者は「逆流した後があ る、掃除をしたほうがいい。今なら近所にいるので安くなる」といって来た。
私は驚 いた。1年もしないでそんなになるものなのか。
業者は「前の会社はダメだ。普通は 5年ぐらいはもつ」と言った。
私は昔住んでいた家で、一度汚水が逆流した事があっ たのでその時は非常に困ったことを思い出した。
またそうなるのはイヤだったので、 枡の掃除を頼む事にした。
前回と同様、床下を見る事になった。
△△と名乗る男性 が訪れた。
また何かあると私は確信はしていた。
それは畳が湿気を含んでいた事と、 軋みがあったからだった。
案の定大網は「カビている」と言っていた。私はもう前回 のローンがあるので断った。
△△網は「ファンが小さい、どこでやったのか、調湿材が 少ない」と言っていたが、その日は私が無理だと断ったのに納得して帰っていったよ うだった。
数日後、△△から「いい案があるから今は大丈夫か」と電話があった。
その時は時間 がなく昼過ぎなら時間があったのでその時間に来てもらう事にした。
私はいい案とは なになのか気になった。
業者の人のほうがいい知恵があると思っていた。
△△は「今 より大きい機械をつける、今よりいい調湿材をまく、カビを全部ふく、風呂のミゾを コーティングする、軋むところを補強する、畳を新しくする、全部で40万でどう だ」と言ってきた。
私は、何度となく断ったがしつこく言ってきた。
△△は「前の業 者と比べても料金は随分違うはず、信じてくれ」と言ってきた。
私は根負けしたのか 契約をしてしまった。
その後不動産に連絡したところ、「そんな工事はしなくても大丈夫だ、なにもしない 状態でも住めるようにして渡した、その値段は高すぎる、うちでリホームしたときは 30万でできたしょう、もうその業者がきてもあげてはダメだ、カビが生えていたら 柱にも生える、今見ても生えていないしぜんぜんやる必要はない」といわれた。
近所 の人にきいても誰も枡の掃除は頼まない、詰まったときにやるものだと聞いた。
私 は騙されたのだと思った。ネットでもそのような業者がいるので注意したほうがよい と書かれていた。

■悪質リフォーム業者への対処法

1)無料点検、この地域のモデルにしたい、以前施工のものを点検をしたいなど、いきなりの訪問業者には絶対に見せない。家に上げない。話さない。

2)今だけ安くなるは「いつでも言っている」言葉。その場ですぐに判断するのは止めるべき。リフォームや施工の契約に関しては必ず「相見積もり」を他社からも取ること。冷静に判断してください。

3)カビている、補強が弱い、湿気がある、シロアリがいるなどは大抵はうその場合や仕込みのネタの場合が多いので直接、不動産、施工業者、分譲業者などに確認をその場で行なうこと。

4)高齢者の一人暮らしなどの場合は、近所づきあいを密接にすること、地元の民生委員などとも連絡を取っておくこと、お子さんなどがいたらお子さん達は定期的に連絡を入れてください。

5)被害が解かったら速やかに各地の消費者センター、行政書士、弁護士、建築士など相談センターに相談を入れていくこと。

6)クーリングオフ期間でしたら直ちにクーリングオフ手続きを行なうこと。既に施工されていてもタダで解約することが出来ます。

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■今後の要請

1)行政は指導、処分をもっと迅速に行なって欲しい。摘発こそが被害を減らす一歩と考える。苦情が10件入ったらば速やかに調査を行い指導を入れるなどマニュアル的に対処してもよいくらいと考える。

2)行政罰、刑事罰をもっと強くすべき。高齢者を狙う手口は間接的殺人でもある。もっと重罰にしても良い。

3)金融会社はもっと実体に即した融資審査を行って欲しい。ただ単に不動産資産があるかどうかだけではなく実際に契約意志が正常なもとで行なわれたのか?確実な本人確認を行なって欲しい。

4)団体訴権をもっと進めるべき。この手の被害者は自分では戦えない。消費者組織などに団体訴権を早々に与えて、まとめて法的措置を行い戦える土壌を作るべき。

5)建設業の中では未許可の業者が非常に多数おりそれらの業者の施工能力や質にも問題が多々ある。業界に関する規制等の仕組みも考慮すべきでは。

6)地元の警察などで独居老人などの事情を把握して巡回なども大目にしてもらいたい。

7)消費者契約法の立証責任を事業者へ転換させること、特定商取引法などでも社会的弱者へのより強い保護の立法措置も必要ではないのか?

 

著作物のご紹介
悪徳商法撃退77の秘密
あおば出版「悪徳商法撃退77の秘密」
行政書士 吉田安之 監修